経理経験がない私が簿記2級に合格した際に意識した4点を解説します!
ネット試験で合格した実体験に基づいた勉強方法になります。
①簿記2級は独学で十分合格可能
結論、簿記2級は独学で十分合格可能ですが、簿記3級範囲と工業簿記の理解・攻略が必要です。
簿記2級は、3級で学んだ商業簿記の応用内容に加えて、工業簿記という新しい基本範囲が加わります。
「上位の資格なので新範囲の工業簿記は難しいのでは」と思われがちですが、図で示した通り、あくまでも2級の工業簿記は基本範囲です。
そのため、簿記2級は出題範囲の基本を押さえる勉強方法を行えば、商業簿記30点/60点+工業簿記40点/40点で合格可能です。(難しい勉強をする必要は一切ありません!)
②おススメ参考書と問題集
本はインプット用の参考書と、アウトプット用の問題集を購入しましょう。
結論、インプットは「パブロフ」(公認会計士よせだあつこ さん)、アウトプットは「合格するための本試験問題集」(TAC出版)をおススメします!
(1)インプット:パブロフシリーズ
パブロフシリーズの特徴は以下2点です。
①はドッグフード販売会社を設立したパブロフくんが公認会計士のお兄さんに教えてもらいながら簿記の知識を勉強します。
3級では販売のみですが、2級では自社で製造も行うようになり、パブロフくんの成長が見られます!
②はインプット書籍に手薄な問題演習も合わせて行うことができます。基本~本試験レベルの問題設定であり、問題集前の理解度確認には十二分な内容です。
3級(商業簿記)・2級(商業簿記)・2級(工業簿記)の3種類が必須です。
(2)アウトプット:合格するための本試験問題集
TAC出版の本試験問題集の特徴は以下2点です。
①は問題集として、他の問題集と比べてかなりのボリューム感があります。
②について、問題量が多いだけではなく、予備校のTACが過去問を分析し、昨年度から変更した新形式の問題に対応可能な質の高い問題集になっています。
③は新形式により登場したネット試験の対策のため、キーボードで解答を入力する練習になります。
ネット試験はまだ日が浅く、ここまでネット試験に特化した問題集は中々見ません。
③インプットは軽く、アウトプットを重視
さてここからは上記書籍を活用した具体的な勉強方法です。
まずインプットに時間をかけないことが大事です。
簿記は問題演習をすることで初めて理解が深まりますので、
インプットは4コマ漫画で楽しく覚える程度で問題ないです!
その後問題演習をしますが、解けなかった項目については、必ず参考書にマーカーを塗っておきましょう!
理由としては、④で時間がかかりそうな再復習の際に、理解している範囲を飛ばし、苦手分野だけ重点的に復習することで、時間短縮を図るためです。
図の手順で行えば、最短1ヶ月半で簿記2級の取得が可能となります!
④ネット試験がおすすめ
さて最後に、2020年度末から開始したネット試験について解説します。
結論から申し上げますと、ネット試験が断然おすすめです!(私もネット試験で合格しました!)
①は、今まで簿記2級は年3回(6月、11月、2月)行われていた統一試験に加えネット試験の登場により、
年3回の縛りに捉われず、自分の好きな日に目標を設定して勉強できるようになります!
また合格もその場で点数が集計されて発表されるので、次のステップに進むのに最適です。(合格発表は一瞬の出来事過ぎて驚きました。)
②は、商工会議所の公式HPに合格率の記載があるので添付します。
【日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験】受験者データを掲載しました | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)
統一試験では20%前後の合格率のところ、ネット試験では40%超の合格率となっており、
ネット試験の方が合格しやすいことがわかります。
③は私が個人的におすすめしたい点で、カンマが自動で打たれるため、記入した値の桁数計算が非常に楽でした!!
ネット試験には様々なメリットがありますので、ぜひご検討くださいね!
まとめ
「簿記2級 勉強法」とGoogle検索を行うとたくさん出てくると思いますが、
最終的には「絶対に合格するぞ」という強いマインドを持つことが何より一番重要です。
勉強は辛いこともあると思いますが、簿記を勉強しようと思った初心のきっかけを思いながら、
日々の勉強を頑張ってください!!応援しています。
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