FP2級合格に向けた勉強方法について解説します。
資格を勉強したいと思った際に色々な人から「FPはおすすめ」と良く言われると思いますが、
何の資格なんだ?どうやって勉強するんだ?と悩んでいる方は非常に多いと思います。
そこで実際に国家資格であるFP2級に合格した私が、合格するための勉強方法について解説します。
これさえ見れば、あとは自分の手と頭を動かせば合格する状態に持っていきますね!
受験資格について
一刻も早く勉強方法を解説したいのですが、FP2級には受験資格がありますので、
「勉強をしたのに受験資格がなかった!」ということが無いように、一旦おさらいしておきましょう。
上記とおり、FP3級を持っていなくても、他3つのいずれかで受験資格を得ていれば問題ありません。
私も3級を持っていませんでしたが、②で受験資格を満たしました。
FPの出題範囲は広範囲ですが、言い換えると②のFP業務の範囲も広範囲です。
あなたが普段働いている業務の中に少しでもFP関係の業務があれば、OKです。
受験申込時に会社名を記載しますが、特段それ以降確認されることはありませんでしたので、
例えば銀行・証券会社・保険会社・不動産会社等にお勤めの方なら②で満たすことができますね!
勉強時間について
FP2級の勉強時間は約300時間と言われていますが、当然個人差が大きいです。
実際、3級取得者なら300時間少ないと思います。
また後ほど書きますが、FP試験は学科試験と実技試験の2種類をそれぞれ6割得点で合格となります。
宅建が約7割、簿記も7割であることを考えると、FPは範囲こそ膨大ですが、
実は合格点自体は他の資格より低いです!
そのため、6割得点を目指すのであれば、基礎内容を押さえるだけで勉強時間を抑えて合格可能です。
ちなみに私はその逆で、しっかり点数を獲得したく4ヶ月ほどじっくり勉強したこともあり、
学科実技共に8割以上の点数で合格しました。
正直合格だけだったらここまで勉強する必要なかったと思ったこともあり、
目標点数を決めて最適な勉強を設定することが非常に大事かと思います◎
勉強方法について
勉強方法をお伝えするにあたり、まず試験方式についておさらいします。
①学科試験(60点満点 1分野10題×6分野)→6割以上得点で合格
②実技試験(100点満点 ※日本FP協会)→6割以上得点で合格
実技試験は実演や面接などはなく、「実際の実務場面を想定した問題」の筆記試験となりますので安心してください。(←私は初め実技試験という名前に抵抗感がありました!笑)
ではここからが本題ですが、学科と実技は範囲自体は同じのため、テキストは1冊で問題ありません!
そして合格に向けた勉強の流れは以下のとおりです。
この勉強法さえ押さえれば合格◎
①テキストをスピード感持って1周する
②学科の基礎問題(=FP3級の過去問)で実践演習する(過去5年分)
③解説を読み、対応するテキスト部分を再度読み返す
④FP2級の過去問を過去5年分演習し、③を行う
⑤実技も過去問を過去5年分演習し、③を行う
①テキストをスピード感持って1周する
テキストは1回通しでざっと読み、その後すぐ問題演習へ進むようにしましょう。
定着しているか不安かもしれませんが、問題演習で嫌なほどテキストは読み込みますので、安心してください。
また問題演習を行い体で覚えることが、理解定着の一番の近道です◎
目安は1分野2,3日×各6分野で2週間を目標にしましょう。
ちなみにテキストは書店で自分に合った書籍を購入するのが良いと思いますが、
私は数々の参考書を吟味したうえで、「日本経済新聞出版社」による
「うかる! FP2級 ・AFP 王道テキスト」を使用しました。
②学科の基礎問題(=FP3級の過去問)で実践演習する(過去5年分)
いきなりFP2級の問題を解くのはハードルが高いので、まずは3級の学科問題で基礎を学びましょう。
2級の学科は4択に対して、3級の学科は○×なのでテンポよく勉強しやすいです。
繰り返しになりますが、FP2級は6割以上で合格であり、3級範囲の基礎から数多く出題されますので、
基礎の足固めは合格への最も近道となります。
またFP試験の特徴として、「過去問が似た形で繰り返し出題される」傾向にあります。
そのため、下手に問題集を購入するのではなく、生の「過去問」を演習の中心としましょう。
ちなみに過去問は購入せずとも、「FP3級ドットコム」というサイトにて演習可能です。
FP3級ドットコム - 過去問題を徹底解説 (fp3-siken.com)
2008年まで遡れますので、まずは5年分を意識して演習に取り組みましょう!
③解説を読み、対応するテキスト部分を再度読み返す
資格勉強に共通して最も大切なことは、解説を読むこととテキストを読み返すことです。
テキストの内容は基本頭に入れる必要がありますが、読むだけでは理解が難しいです。
そのため、問題演習を行い、解説を読み、該当箇所をテキストで読み返すことで、
体で覚えることが非常に大切です。
これを行うことで、テキストは何周も回すことになりますし、ただ読むことに比べて、
格段に理解が深まりますので、③は合格のために徹底しましょう!
④FP2級の過去問を過去5年分演習し、③を行う
基礎の徹底(3級範囲が9割正解レベル)ができたら、次はFP2級の学科過去問に取り組みましょう。
2級は4択になりますが、基礎の徹底ができていればある程度正解できるようになっているはずです。
問題演習は3級と同様に、「FP2級ドットコム」がおすすめです。
FP2級ドットコム - 過去問題を徹底解説 (fp2-siken.com)
あとは3級の問題演習と同様に、解説とテキストの読み込みは必須で行い、
最低5年分は過去問演習に取り組みましょう!
⑤実技も過去問を過去5年分演習し、③を行う
ここまで来たらあと一息です!
実技も同じく「FP2級ドットコム」を利用することをおすすめします。
実技は問題形式がより実践的な内容で計算問題が増えますが、問われている内容自体は平易なものが多いです。
また実技試験は、学科試験以上に「過去問が似た形で繰り返し出題される」傾向にあります。
(毎回同じ解き方なのではと疑う問題も多くあります。)
そのため、より過去問演習と復習は大切にしましょう。(同じく最低5年分は演習しましょう!)
まとめ
FP2級は範囲はかなり膨大なものの、他の国家資格と比べたら合格難易度は低めと思います。
実際、学科試験の平均合格率は約40%、実技試験の平均合格率は約50%となっています。
そのため、勉強時間を適切に設定し、過去問演習を効率よく行うことができれば、
誰でも合格のチャンスがある国家資格だと思います。
私が書いた勉強方法は誰でも出来る再現性ある勉強方法ですので、ぜひお試しください!
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